アドバンスコーポレーションオリジナルパンブランド「510ブレッドファクトリー」は、2006年に東京都小平市で開業された「株式会社510」というパン店から始まります。

このお店も最初は国産小麦「はるゆたか」と天然酵母「白神こだま酵母」を使用したプレミアム食パンを売りにしたパンを製造していた所から始まります。はるゆたかは現在市販の粉でも最上位に位置する粉であり、当時その香りと食味は他の追随を許さないほどに素晴らしく、非常に貴重な粉でもありました。ある程度の販売成果もありましたが、年々小麦の原材料価格は高騰し、その生産コストは上がり続け、お店で供給を続けるには、当時の一般市場価格を遥かに追い越してしまうコストとなってしまうため、510は新たな粉を探して様々なチャレンジを行いました。

そんな折、小平市の保育園様より「乳・卵アレルギーの子供たちでも食べれるパンはありませんか？」との相談を受け、店主も重度のアレルギー体質の息子2人を育てた経験から、様々なレシピ開発に取り組みました。

最初の納品後、保育園様からは「食べさせたかった子供がアレルギーを発症せずに食べれました！とても喜んで食べてくれましたよ！」とのご連絡を頂き、その保護者の方からもお礼にご来店を頂きました。「今までは「食べる事」に親も子供も怖かった想いがあったのですが、510のパンに出会えて食の選択肢をもらいました。子供もまた「パン食べたい！」と言って保育園に行くのを楽しみにしています。」とのお言葉を頂く事ができました。

その後、納入した保育園様から「味も品質ももの凄くよかったので、今後当園のパンは510さんに全部お願いします」とのお言葉を頂き、510店主も息子達の事を思い返し、「もっと子供たちの「美味しかった！」の笑顔を増やさなきゃいけない！」と奮起し、510の保育園向けアレルギー対策パン事業はスタートします。

この後、様々なお客様・保育園様より「510のパンは美味しくて子供たちが残さない」「職員も食べてます」「510のパンを食べたらおなかの調子が良くなった」など、様々なお声を頂きました。

これが、今現在の株式510の形です。現在では小平市を中心として公立・私立の保育園様　約60園（行政保育課とは1年～3年契約）と卸販売契約を締結し、2016年からは工場を移転し、卸売専門の保育園パン事業を生業としている会社です。

そんな折、510にも新たな転機が訪れました。2018年10月に行われた「アレルギーEXPO2018」に出店させて頂き、グルテンフリーの商品が群雄割拠する中、唯一「小麦パン」の展示出店を行いました。会場ではやはり様々なアレルギーをお持ちの方がいらっしゃり、ご来場いただいた一般の方や保育園の方からも「乳・卵不使用の510のようなパン屋さんは絶対に必要です！」とのお言葉を沢山頂きました。この時から、店主の息子が我々アドバンスコーポレーションの社員である事もあり、共感したわが社は展示出店のお手伝いをさせて頂いた所から関係が始まります。

まずアドバンスコーポレーションでは、展示会でのお声に上がった「業者だけでなく一般のお客様も510のパンを欲しがっている」という510からの相談により、当社でのオンラインショップ開設に至ります。この時点からアドバンスコーポレーション「510ブレッドファクトリー」としてパンブランドの立ち上げとなり、当社での販売がスタートする事になりました。

2018年12月には、現在510で主力に使用している国産小麦ゆめかおりを製造している会社が旗振りをしている「麦わら帽子の会」という協会よりオファーを頂き、ニッポン放送「デリシャス！とち麦ガールの小麦パラダイス！」にて、本来ならば栃木の小麦が大好きな女性しか出演できない所を、特別枠としてご紹介を頂きました。

今後、全国での呼び声も沢山頂いており、切磋琢磨しながら新商品を株式会社510と共に開発を行って参ります。

全国にお届けができるよう冷凍パン商品や、米粉も使わないグルテンフリー商品も計画中です。

今後のアドバンスコーポレーション「510ブレッドファクトリー」にご期待下さいませ。

※関連リンク

・アドバンスコーポレーション株式会社

・デリシャス！とち麦ガールの小麦パラダイス